まずご紹介するのは前回ご紹介した涼亭と同じくらい江戸時代の文化と風情を感じることができる。松尾芭蕉句碑です。あの有名な「古池や 蛙飛びこむ水の音」を刻んだ句碑が設置されています。この句碑は高さ1メートル、幅2メートルほどの巨大な自然石に刻まれており、解説パネルも併設されています。その写真がこちらです。
もう少しアップの写真もありますよ。
散った紅葉に囲まれて風情はありますがこの写真だとなんて書いてあるか分かりづらいですよね。なのでこちらの写真もアップでどうぞご覧になって読んで頂ければと思います。
この句碑は、もともと芭蕉庵跡地にあったものですが、敷地が狭かったため、1934年(昭和9年)に清澄庭園内に移設されましたものだそうです。芭蕉庵には実際に古池があったとされており、この句はその情景を詠んだものと考えられています。古い池に蛙が飛び込む水の音がどんな音だったのか気になりますね。とても貴重な句碑を堪能しました。こう書いていてなんですが、特になにかに囲われていることもなく意外とラフに見られる感じで存在していますので、行った際にはお楽しみ下さい。
それでは続いてご紹介しますのは清澄庭園の石仏群です。庭園内の大泉水の南東側に位置しており、江戸時代から存在する貴重な石造物群です。
今までご紹介していませんでしたが、清澄庭園には富士山と呼ばれている小高い登ることはできない山があります。この石仏群はその富士山と呼ばれる築山の東側裾に位置しています。周囲を石積みで固めた石龕(せきがん)の中に、複数の石造物が東面して鎮座しています。清澄庭園の中では結構異質な感覚がする場所です、これらの石仏は江戸時代に造立されたものとされていて石仏群の由来は不詳、岩崎家が庭園を築造する際に出土したものと考えられているそうです。江東区文化財登録されています。
見に行かれる際は少しわかりづらい場所にありますので、富士山の東側裾野にこんな石が積み上がったものを目印にしてみてもいいかもしれません。
この右側から奥に入っていくと先程の石仏群がみられます。
今回は時代を感じるとても貴重なものをご紹介いたしました。しかしこのサイトの名前は
お花散歩で健康に生きていきましょう
なんです。せっかくなので、去年2024年4月の清澄庭園のお花を最後にご紹介たいと思います。実は一番最初のつつじと松野写真も去年のものです。
ぜひ今年のお花がいっぱい咲いている時期に行かれて色々お花散歩と時代を感じる句碑や石仏群、涼亭など見に行かれてはいかがでしょうか。
それでは何枚か去年4月のお花写真をどうぞ楽しんで頂けると嬉しいです。
そして最後に今現在の清澄庭園の華やかで縁起が良さそうな場所のご紹介です。石渡を歩いていくとこんなものがありました。職人さんの遊び心でしょうかね。
お正月の飾りなのでしょうか。よーく目を凝らしてみると
一両から万両までの札が散りばめられていました。
金運アップに繋がるのでしょうか。そうだと嬉しいですね。
今日はここまで読んで頂きありがとうございます。最後に今年の金運アップは決まりですね。なんでも気持ちの持ちようですものね。それでは、今回の清澄庭園のご紹介を終わりたいと思います。3回にわたって庭園の良さを伝えたつもりです。自分にとっても、とても感慨深い庭園の1つなので本当はまだ紹介しきれていないほどです。ぜひ行きたくなった方がひとりでもいて下されば嬉しいです。
それではまた。
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