
前回この昭和記念公園、日本庭園正面玄関までご紹介しました。今日は中に入って一緒にお散歩しましょう。


正門前にある看板です。守って楽しくお散歩しましょう。
次の写真は春くらいに見頃を迎える今2月の牡丹です。

庭園の様式と規模
- 池泉回遊式庭園の様式を採用しています。
- 戦後東京で作庭された日本庭園としては最大規模です。
- 中心に大きな池を配し、その周囲を回遊できる構造になっています。

きれいな水ですよね。池の中の小石が透けて見えるんです。


下の写真が正面から入ってすぐの「清池軒」は和風建築の四阿で、池の周囲に位置し、来園者が休憩したり景色を楽しんだりするのに適した場所となっています。そして上の写真はその「清池軒」の横にある飛び石です。ここもきれいな水と石の並び方が素敵です。

庭園の構成要素
- 四阿(あずまや)、水の流れ、橋、飛び石、菖蒲田などの要素が配置されています。
- 「清池軒」「涼暮亭」という和風建築の四阿があります。
- 「観楓亭」という数寄屋造りの茶室があり、お抹茶やお菓子を楽しむことができます。

まだ入ったことは無いんですがいつかは行ってみようと思います。ここで余談ですが、このお茶屋の左側に日本庭園のトイレがあります。個人的に昭和記念公園内の中では一番きれいで新しいと思っています。ぜひご利用してみて下さい。

あっそろそろお花タイムですね。お花がまだ一度もありません。大変です。それでは新宿御苑で撮った洋蘭の写真を載せます。


やはり、庭園もきれいですがまさにお花には「はな」がありますね。どうしましょうこのまま洋蘭展をご紹介しましょうか?
いやいや昭和記念公園の日本庭園の魅力とこもれびの郷の純朴さも知ってほしいのです。洋蘭展はまたの機会にご紹介したいと思います。
それでは日本庭園内を御覧ください。
今の時期にはやってないのですが、この中で素晴らしい盆栽鑑賞が出来るんですよ。

そしてもう少し歩いていくと小高い丘のような場所にいけるこんな素敵な石の階段があります。

そこを登っていくと私の大好きな場所があります。


「涼暮亭」です。

この位置に座って前の滝を見ながら滝の水の音や小鳥のさえずりを聞くんです。もーーーーっ最高の時間です。
至福の時間としか言いようがないですね。普通に日本庭園の池のまわりを歩くだけでは気づかないような所にあるので知っている方ももしかしたら少ないのかもしれません。都会の喧騒を忘れさせてくれて自然のパワーを感じさせてくれる。そんな場所です。
滝側から見るとこんなあずまやになっています。素敵でしょ。

その滝下の橋からはこんな光景が見ることが出来ます。向こうに見えるのが昌陽:池の南岸に建つあずまやで、船溜まりにつながれた小舟が見えます。

船溜まりにつながれた小舟がこれです。

この日、日本庭園にあったお花です。



まだまだ日本庭園の良さをお伝えしたいところですが、そろそろこもれびの郷に行きましょうね。

日本庭園前の案内板にもあるとおり、日本庭園をでて左の道沿いを歩いていきます。
歩くの疲れたという方は園内を走っているパークトレインに乗るのもおすすめです。ただ、日本庭園からこもれびの郷に行くには反対側なので園内を1周することになりますが、それも楽しいですよ。

パークトレインはこんな乗り物です。



楽しそうでしょ。
昭和記念公園のパークトレインの料金は以下の通りです:
1回乗車料金
- 大人(15歳以上): 400円
- 小人(4歳以上中学生以下): 200円
1日フリーパス券
- 4歳以上: 600円
- 65歳以上(シルバー): 500円
なお、以下の点に注意が必要です:
- フリーパス券は3月から11月までの平日のみ販売されます。12月から翌年2月までは毎日販売されます1。
- 混雑時には平日でもフリーパス券の販売が中止される場合があります。
写真でパークトレインが来た道を歩いていくとこもれびの郷が見えてきます。その途中にロウバイのお花がきれいに咲いていていい香りですよ。

そのまま真っすぐ歩いて行くとここに着くんです。



ここがこもれびの郷です。昭和記念公園の中では比較的新しい施設です。
こもれびの里は、国営昭和記念公園内に平成19年(2007年)10月13日に開園しました。この施設は、昭和30年代の武蔵野の農村風景や暮らしを再現することを目的としています。具体的には、以下のような特徴があります:
- 水田や畑、農家と屋敷林など、昭和30年代の武蔵野の農村風景を再現しています。
- 「昭和・武蔵野・農業」をテーマにしており、単に昔の風景を見るだけでなく、農作業や年中行事など様々な体験を通じて、自然と暮らしの知恵を伝えることを目的としています。
- 計画段階から市民が参画し、現在も市民参加により整備・運営が行われています。
こもれびの里は、開園から約17年が経過しており、現在も昭和記念公園の重要な施設として、多くの来訪者に昭和時代の農村の雰囲気を体験させる役割を果たしています。

こもれびの郷にある梅の木です。もう少しで咲きますね。待ち遠しいな。
道なりに進んで行くと水車があります。今回は動いていませんでしたが、実際に動いている時は迫力となんだか懐かしい気分にしてくれます。日本の原風景ですね。

この水車の右隣に昭和30年代の武蔵野の農村のお家を再現した建物があります。これもぜひ見てほしいです。囲炉裏があってその香りがなんともいい香りなんですよ。縁側には日差しがたっぷり降り注がれていて何時間でもここに居たいと思わせる。そんなお家です。



火の温もりが柔らかで囲炉裏に焚べた木の香りが最高です。癒やされますよ。縁側はこんな感じになっているんです。

隣には蔵があって、お家の横には薪がたくさんありました。




ずっと縁側に座って囲炉裏の香りととりのさえずりを聞いていたいところですが、そろそろ帰りましょうか。正面から出て振り返ると梅の花が何輪か咲いていました。かわいい。もうすぐですよね。満開になるのは1ヶ月くらい後ですかなね。



以上こもれびの郷でした。いかがでしたか。楽しんで頂けたなら嬉しいです。そういえば、パークトレインをご紹介しましたが、あの近くにも早咲きの梅が咲いていました。


そしてその近くのベンチで休んでいると足元をみるとどんぐりがいっぱい落ちていました。


歩くとかパークトレインとか移動手段はこれだけではなくレンタサイクルもあって、昭和記念公園内にサイクリングロードがあります。何度か乗った事はあるのですが、意外と坂があったりして大変なところもありますが、一度お試しに自転車に乗って昭和記念公園を楽しんでみてはいかがでしょうか。こんな道を自転車で走ります。


写真ではあまり分かりづらいですが、サイクリングロードの両サイドは緑豊かで木々がいっぱいあり爽快です。

最後にお花が少なかったので筑波山の梅まつりの写真で終わりたいと思います。今年も3月9日までやっているそうですよ。こちらも山登りで大変ですが、とってもきれいな梅の花でした。今年も行こうかな。シャトルバスがあってそれに乗ることも出来たと思います。

それではここまで、昭和記念公園の日本庭園とこもれびの郷をご紹介、一緒にお花散歩させて頂きありがとうございました。またお会いできたら嬉しいです。
お花散歩で健康に生きていきましょう
コメント